このところ
若い女性を見る機会が多かったので、
偉そうに
女性に対する評価ばかりしていたが…
自分が男だからと言って、
決して男に甘い、ということではない。
むしろ、だらしない奴を見ると
…同じ男として許せなくなるよな。
銀行の窓口で大男が何かまくし立てていた。
たどたどしい日本語と黒光りした肌。
後ろ姿と、その口調は、
まるっきりボビー・オロゴンみたいな外国人。
これでナイフでもちらつかせようものなら
立派な銀行強盗だが、
嫌でも聞こえてくる話の内容は…
印鑑を持ってこなかったけど出金しろ
…という無茶な客。
対応する女子行員の説明によれば、
かつてはサインで登録していたが、
その後、印鑑に切り替えているので、
やっぱり印鑑がないと出せない
…という当たり前の話。
しかし、ボビー(仮名)は、ものすごい剣幕。
「銀行の金じゃねぇんだよ。
オレの金だろうが!
なんで出せないんだよ!!」の一点張り。
今にも女子行員に、
つかみかかりそうな勢いだというのに…
奥で事務をとる男子行員は見て見ぬふり。
…まったく情けない。
次回、会社に担当の銀行マンが来たら、
「自分だったら、どうする?」
…と聞いてみようと思う。
きっと銀行の規則はがんじがらめに違いない。
…が、
規則が厳しい場所ほど、
規則に当てはまらないものも
明確になってしまうもんだろう。