実は忙しい時ほど…
メモをとったり、
スケジュール表を埋めたりすることがない。
忘れないうちに、
すぐにかからなければならないし、
すぐにやらなければならないことを
いちいちスケジュール表に書いても意味はないから。
スケジュールは、むしろ
自分のためではなく、
その作業にかかわる周囲の人たちに向けて書く。
どういう段取りで、いつまでに何をするのか…
締め切りに向けた共通認識を確認するために書く。
企画を実現するために、
そうしたスケジュールの構築管理は必須。
スケジュール表のついていない企画書は
企画書ではなく、単なるアイデア・メモだ。
アイデア・メモは多いに越したことはないが、
もともと人に見せるためのものではない。
何か自分で考えていることを人に見せるのは
実現のための重要なプロセスではあるが…
同意と安心がほしいだけのために
相手を選んで見せていると実現はかえって遠くなる。
ましてや上司や客先に見せる企画に
スケジュールが入っていなければ…
実現に向けた説得力のない、
とりあえず言われたから書いた程度の
企画書の体裁をした言い訳にとられても仕方ない。
…締め切りのない仕事はない。
この現実を肝に銘じた社会人なら、
たとえ細かなスケジュールは忘れても、
気にするのが真面目さじゃないか?!