Episode No.3642(20100428)
自分なりに頑張らない(3)制限時間

少なくとも誰もみな
頑張ることがあるとすれば、
「時間は人生の材料である」
…という言葉通り、
スケジュールと格闘してる。

何かを着実にやっている人は、
自分で決めた締め切りから逆算して
今を生きている。

行き当たりばったり…では、
何事も成果は上がらない。

…これは、もう
私を含めて誰もが
小学校の夏休みの度に経験してきたこと
…だよ、ね。

自分なりに頑張る
…なんていう言い訳めいた
見せかけの頑張り方と同じく、
自分のペースで頑張る
…という言い方も、よく耳にする。

結論から言えば…
自分のペースでやっていいのは趣味だけ。
いや、趣味でさえ、
自分のペースでやっていたら、
新しい感動を得るまでには至らず
中途半端に終わってしまうんじゃないか?

頑張る…という言葉で
真面目さをアピールするものの
締め切りを守れないほど
…不真面目なことはない。

昔、あるパンクバンドに縁があって、
彼らの練習スタジオに何度か行った。

頬に突き刺した安全ピンはダミー。
それを真似して
本物を刺してるファンを見ると
ゾッとする…と彼らは言った。

ライヴはアンコールまで、
きっちりとプログラムされていて、
あたかも気分次第で演っているように見えて、
簡単にプログラムは組み直せないから、
実際にはあくまで予定通り。

だから彼らはCDをリリースし、
プロのステージに立てていたんだ。


3641 自分なりに頑張らない(2)〜判断


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