生まれ落ちた瞬間から、
この世は苦手の連続だね。
子宮の中にいる頃にゃあ…
いちいち口を使って
メシを食う必要もなかったし、
プカプカ浮いてるだけだったから、
重力を感じることさえ、まぁなかったろう。
物を見たり、聞いたり…
立ち上がって歩いたり…
できることが増えてくると、
よりうまくできるようにと訓練の日々がはじまる。
とりあえず、
人並みにできるようになったところがスタートで
…そこからが本当の成長を左右する。
最初は何でも苦手なはず。
何せやってみたことがないんだから、ね。
その苦手をいくつ克服するかが、
どれだけのことができる人間になるかの分かれ道。
失敗をそのまま放置しておくと
…必ず苦手なものになる。
勇気をもって挑戦し、
ひと山越えれば自信にできる。
オリンピックを見ていて…そう感じないか?
もちろん、オリンピックなんて…
誰もが出られるものじゃないけど、
せめて自分の苦手を埋めてくれる
ブレーンは持っていないと
人生狭くなる一方だ、ね。
最も大人になることや…
子供ができて親になること…
仕事をして稼ぐことは…
苦手だの何だのと言っていられることじゃない。
幼児が自分でトイレに入れるようになるのと
…同じくらいベーシックなことだろう、な。