早朝のラジオで
年配の評論家(?)らしき人が
プリウスのリコール問題について語っていた。
この人自身、
問題の新型プリウスを購入していて…
リコールの対象となった
ブレーキの欠陥について、
それらしきものは感じていたという。
…が、曰く「私くらいの世代の人は」、
それがこの車の癖だと認識していた
…という。
工業技術が今ほどではない時代。
工場で作られた機械にも
1台1台、癖というか個性があって、
その癖と、うまく折り合いをつけて
自分なりに使いこなしていくのが当たり前だった。
決してトヨタを弁護する意図での話では
なさそうだが…
工業製品だから、まったく均一ででければならない
…という、今のような考えにはならなかったそうだ。
むろん、工業製品の安全性は第一だし、
安全・安心という意味での均一さは重要だけど
…確かに
癖を理解して、折り合いをつける
…という考え方も重要に思えた。
その感覚を持っていないと…
自然や生き物と付き合うことはできないものな。