Episode No.3489(20091031)
矛盾は言葉遊びに過ぎない

人はみな、
自分の「存在理由」を求めて
生きている。

「存在理由」を感じさせてくれる場所が
肉体と魂の「居場所」となる。

それを得るには…「強さ」を身につけなければならない。

「強さ」とは「勇気」であり、
「勇気」とは「現実を認めること」である。

「現実を認めること」は、
往々にして「自分を否定する」ことにつながる。

「自分」が追い求めるもののために
「自分を否定する」とは、
何とも辻褄の合わない話だろう。

しかし…実際には、
ちっとも矛盾していない。

つまり…
否定しなければならないのは
「これまでの自分」であり、
「今の自分」では手に入れられないもののために
「新しい自分」を作りだそうとしているのが
…人なのだ。

一秒一秒「今の自分」は死んでゆく
そして同時に
一秒一秒「新しい自分」が生まれているはずだ。

「矛盾」は言葉遊びに過ぎない。
何をどう考えようが…
あるものはある。ないものはない。

ないものをあるように思うことを
「希望」だなんて言ってはいけない。
それじゃあ詐欺師はみんな「希望の星」だ。

一歩も踏み出していないのに
「可能性」を論じてもいけない。

「結論」は考えではなく「行動」の結果である。

固い頭は「現実」というハンマーでかち割ってしまえ。
根っこの生えたケツは、ほどなく腐ってしまうよ。


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