また松下幸之助の本を買った。
もう没後20年以上経つ人だから、
新刊が出るというのもおかしな話だが、
こんな時代だからこそ知ってもらおうと…
時代に合わせた再編集本が数多く出ている。
今回買ったのは「エピソード集」。
本人が書いたというわけではなく、
周囲にいた人から聞き取った、
こんな時、松下幸之助はどうしたか
…という短い話がたくさん出ている。
相手が経営の神様だから、
何をしてもスゴイと思ってしまうけれど、
正直、中には普通に考えてそうかなぁ
…と思える話がないではない。
むろん、さすが…と感じる話は満載だけど、ね。
偉人と言われる人の中でも
芸術家の中には非常識な人が多いが、
実業家はたいてい常識人。
それも成功した実業家には常識を越えた超常識がある。
非常識と超常識…
普通の常識では考えられないという点では、
どちらも同じだけれど、
そこには当然大きな違いがある。
それは常識を「知っていて」そうするのか、
「知らないから」そうなってしまうのか、だ。
当然、超常識は
常識を「知った」上でなければ語ることはできない。