Episode No.3356(20090529)
常識は勘違い

昨日書いた

常識と、とらえていることの多くは
実は自分の常識や自分が属する組織の常識であって、
世間の常識や
目の前にいる相手の常識ではないことが間々ある。

…という点について、さらに掘り下げてみる。

口には出さないまでも、
自分が考えている常識というものは、
自分を正当化するための
自分都合の言い訳であることが少なくない。

自分の考え…というには少し自信もないし、
周囲には認めてもらえそうにないことを
半ば意識しているが故、常識に頼ろうとする。
それも…自分で作った常識に、ね。

素直に他人へ頭を下げられない。
本当の世間の常識を認めてしまうと、
今の自分が壊れそうになるのが怖い。

そうして作られた常識は…
惰性で何とか乗り切ろうとする
覚悟のない弱い心が作り出した幻影に過ぎない。

夢ではなく、幻が消えるのを恐れるというのは、
まるでアルコール中毒患者と一緒だ、ね。
少なくとも、健康的に伸びていく姿とはかけ離れてる。

こうして…
最初は他人に向けた
批判めいた事柄を掘り下げていくと、
次第に自己批判にもつながっていってしまうな。
まさに…人のふり見て何とやら、だ。

気づいたでけでは役には立たないが、
気づくのが怖くて掘り下げないよりは
…明日の足しにはなるだろう。


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