子供っぽいということが、
たいていの場合、
精神的な「弱さ」を差しているからと言って、
大人っぽいということが
反対に「強さ」ということを差すかといえば
…決してそうとも思えない。

ある程度の精神的な強さを持っていることは、
すでに織り込み済み…つまり当たり前。
当たり前のことには誰も感心しないもの。

仮に子供が強がっても、
強いわけがないから、
しょせん強がっているようにしか思えない。

では…大人っぽいということは、
いったいどういうことなのだろうか？

端的に言えば
「先を読む力」があるか否か
…ではないかと思う。

次はどうなる、と予測する。
と、時には理屈っぽくなるが、
理屈っぽい子供は
確かに大人っぽく見える。

子供時代に
囲碁や将棋をやっていた奴も
大人っぽく見えたものだ。

将来を見ようとするから今悩む。

悩んでいる姿は大人っぽいのだが、
悩んで進めなくなる「弱さ」は、
実は子供っぽい。

やっぱり
大人として生きて行くために
必要なのは…バランスだな。

体に比べて頭が大きく、
足はまだまだ小さい
人間として成長過程にある子供は
転びやすくて当たり前…だものな。