マニュアルやメニューがないと、
何一つ自分で判断ができない。
ルールに沿うことを優秀さの証とする故、
ルールがなければ一歩も進めない。
臆病を隠すために勉強をし、
付け焼き刃の批評はできても
与えられた仕事を遂行する力に
大きく欠けている。
すべては
自分を傷つけたくないという
臆病さからきているんだろうと思う。
そりゃあ誰だって
痛い思いをするのは嫌だ。
しかし…
痛みは成長に不可欠であり、
傷みなくして歴史は刻めないのが摂理。
そのことをいち早く悟って、
覚悟を決めて進んだ者でなければ
…何かをつかむことはできない。
何も気負うことなく、
とくに野心も持たず、
普通に歩いていけば、
何の苦労もない…なんて思ったら大間違い。
歩こうとする道は、
すべてが舗装された歩きやすい道でもなければ、
まず人であふれかえっている。
止まっているだけで誰かがぶつかってくる。
そんな中を進まなければならないんだ。
40km制限の道路を
60kmのスピードで車が行き交うのが
現実の公道。
目を伏せていたのでは…一歩も進めないよ、な。