Episode No.3264(20090211)
貧困が生み出す闇

ファイナンシャル・インテリジェンス
ロバート・キヨサキ氏によれば・・・

誰かの資産は
違う誰かの負債によって成り立っている
・・・と、いう。

つまり・・・
借金の金利は
銀行のために支払われているので、
借金をしている人の多くは、
快適な暮らし、とか、
いい気分を得るために
銀行の奴隷になっている
・・・というのだ。

これは自己責任
・・・と言ってしまえばそれまでだが。

コーヒー農家の貧困は
コーヒーの消費国、
あるいはマーケットに
コバンザメのようにまとわりつく
流通が強引に作り出したシステムによる。

まるで税金に群がる
特殊法人と天下り役員みたいだな。

極端な貧困が生むのは
何もそこで生活するたちだけの問題ではない。

エチオピアの農民たちは
国から割り当てられた農地を
簡単に移ることができない。

仮にできたとしても、
先祖から受け継いだ土地を
簡単には捨てられないだろう。

その土地で育てられるものは限られている。
コーヒーと・・・麻薬だ。

コーヒーで生計が立てられなくなると、
仕方なく麻薬を栽培する。

こうして、また麻薬が広がってしまう。
貧困が犯罪を生むのだ。

コーヒーの価格が少しくらい上がっても、
犯罪が増えるよりマシだと思うが・・・
今のところ、
コーヒーの価格を独占する流通は
自社の利益以外のことに興味はないようだ。

映画「おいしいコーヒーの真実」公式サイト