年末、田舎暮らしをしている人と話す。
田舎・・・とは言っても、
首都圏からは2時間、100km程度の距離。
24時間営業のマクドナルドもあれば、
ユニクロもある。
ひと昔前は、都市銀行がないことで
不便さを感じることもあったかもしれないが、
今はコンビニに行けば、
たいていのキャッシュカードは使える。
でも・・・イノシシも出るし、
夜ともなれば人家の明かりより
満天の星の方が明るい、いいところだ。
昨今の景気について、
この田舎では、ほとんど変化が感じられない
・・・と言う。
大きな会社もなければ工場もない。
だからリストラなんて話も出てこない。
多少、観光客が減った
・・・ということはあるかもしれないが、
むしろ海外旅行をあきらめた人たちが
手軽に命の洗濯をしようと
やってくるケースもあるだろう。
ダメになる観光客相手の施設は、
もともとのコンセプトがダメで、
世界的な不景気に起因したものではないし、
ごった煮のような、
ただ人が多いだけの場所とは違って、
目的を持った人が集まる分、
ひょっとしたら金が落ちるのかもしれない。
フカンで見れば、
赤い布が実は日の丸だったことに気づくが如く、
少し都会を離れてみると、
今や田舎の不便なんかより、
・・・都会の異常さをものすごく感じるよ。