Episode No.3205(20081204)
起床

車で出かける早朝。
眠気覚ましの一曲は
季節外れの「夏の扉」だ。

高校時代にはクラスの女の子が
ほぼみんな聖子ちゃんカットだった世代。

当時はとくにファンでもなかったが、
むしろ
今でも頑張っている松田聖子を見ると
無性に元気をわけてほしくなって、
当時のベストを買った。

山口百恵やピンクレディー、
キャンディーズといった懐メロは、
低価格のCDが売られているけど・・・
探してみると松田聖子のはない。

現役でいる証拠だね。

結局、BOOK OFFで買ったけど。

「夏の扉」はとくに思い出深い曲。

大学の寮にいた時・・・
最初は早朝に校歌が流れてたんだけど、
そのうち先輩の趣味の曲が流れ出した。
で、「夏の扉」もよく聞いた。

晴れやかな朝・・・ではなく、緊張の朝。

何せ、この曲がかかったら飛び起きて、
曲が終わる前に布団をたたみ、
正座して先輩のチェックを待っていないと
・・・少林寺拳法部の蹴りを食らうことになる。

まるで軍隊のような寮だったけど、
一生のうちに半年、一年くらいは、
こういう暮らしをしてみるのもいいと思う。
・・・とくに男は。

しかし・・・
あらためてデビュー当時からの
松田聖子の曲を聴いてみると、
シャイな男と、
魔性の女になる直前のませた女の物語
・・・みたいなのが多いな。

そういう売り方だったんだろうけど。

「貴方から誘って」
・・・なんて、究極の誘い文句だと思う。