Episode No.2945(20080201):
緊張
或る人に大型バイクに乗ってる話をしたら
「怖くないですか?」
・・・と聞かれた。
若い頃から乗り慣れていれば
「怖くなんかないよ」
・・・と胸を張れたかもしれないが、
そこは、いい年のオッサンなので
「怖いですよ」
・・・と正直に答えた。
高速なんか走ってると・・・
今、手を離したら死ぬ
・・・なんて、いつも思う。
そんなスリルを味わおうとは
決して思っていないけど、
こういう緊張感と
自分で操っているという感覚が
・・・好きなんだな、やっぱり。
いい年のオッサンなので
「怖いですよ」・・・と答えた後に
「怖くない方が怖いですよ」
・・・なんて余計な話を付け加えた。
同じ高速を、もう数え切れないほど
車では走っているけれど・・・
そんな時には、
音楽を聴きながら
リラックスして片手で運転してる。
緊張感を失って
運転に集中していない方が
・・・よっぽと怖くない?
話は飛ぶようだけど・・・
人間関係にも似たようなところがあって、
緊張感ばかりあっても
スムーズにはいかないが、
緊張感をなくしても
大きな誤解(事故)を生じることになる。
人間はもともと
100kmのスピードで走る動物ではない
・・・ということを忘れてしまうのと同様に、
他人は自分じゃないということを
・・・つい、忘れてしまうんだね。