成長する・・・ということは、
自分を変える・・・ということだ。
その自分を変える、ということが
・・・なかなか、できない。
自分をとことん追い込んで
・・・などと言うのは簡単だが
キックの鬼・沢村忠が
眉を片方剃り落として
山ごもりしたという伝説があるのは
・・・滅多にできる人がいないからでしょ。
理屈では変える必要性にも気づいているのに
・・・なぜ変えられないのか?
答えは簡単・・・
何よりも「自分が一番好きだから」じゃないか。
根底で「自分が一番」と思っている限り、
自分を変えることなどできるはずはない。
自分が一番なら・・・その上はないから。
精進とは口ばかりで・・・
本当は、そんな自分に合ったものを
・・・探そうとしているだけ。
そんなもの・・・存在しないのに、ね。
自分自身より好きなものを見つけない限り
それまでの自分を変えることなど、
・・・到底できないだろう。
仕事がそうなればいいけれど・・・
たいていは恋人とか、
最終的には自分の子供とか、ね。
何かに出逢って人は変わる。
自力で変われるほど強くもなければ、
変わっても持ち続けている
本当の自分があるという点で決して弱くもない。
心底弱いの人は出逢いを拒絶して
自分の内にこもる人のことだ。
きっと沢村忠は、
それまでの自分より
格闘技が好きだったに違いない。