ひとまわり大きくなれる時というのは、
頑張って成果を上げた時ではなく、
むしろ・・・
自分の無力さを知った時じゃないかな。
頑張ってそれなりの成果が上がるのは、
言い方をかえれば
・・・期待通りということだからね。
時間的には忙しかったかもしれないけれど、
自分が一段成長したなんて自画自賛するまえに、
病気やケガもなく予定通りにこなせたことを
・・・まず感謝すべきだろう。
予想外の何かにブチ当たって、
自分の無力さを思い知った時には、
これまでの自分の力では、
どうしようもないわけで・・・
そうしたものに相対さない限り
・・・成長もないし、
そもそも、
成長しようという心構えすらできないように思う。
或る女流書道家が
番組と番組の間の
短いテレビの番組で、こんなことを言ってた。
「忙しいことが頑張っていることの証であると
・・・勘違いしていた時があった」と。
・・・すごくわかる気がする。