Episode No.3017(20080429)
路地

深夜、NHKで
世界の町を散策する番組がある。

あたかも自分が歩いてるようなアングルで。
バーチャル散歩ということろか。

時折、町の人に声をかけたりしてね。
・・・寅さんみたいに。

イタリアの路地裏。
狭い道の左右に石造りの建物が並ぶ。

町中、どこを歩いても公園みたいだ。

公園っぽさを感じる市場の理由は・・・
見ようによっては冷たく見える石造りの窓辺に
色とりどりのが飾られてるせいかもしれない。

窓辺の花は・・・
誰のために飾られているのだろう?

部屋の中から
美しい花ごしに町を眺めることもできる。

でも、そんな風に
・・・のんびり過ごしている人はいない。

花は・・・
圧倒的に往来の人に見られている。

道ゆく人の気持ちが
少し良くなるように・・・?

いや・・・
この家に住んでいる者が
自然を愛する「いい人」であることを
アピールするために・・・?

花は・・・
誰に見られようと、見られまいと
・・・ただ、懸命に花びらを広げて見せるだけだ。

そういや、今日・・・「昭和の日」は、
かつて「みどりの日」だった、ね。