Episode No.3000(20080409)
あきらめて楽になったつもり

電車に乗った時の楽しみは
景色を見ることと・・・中吊り広告を読むこと。

宝塚歌劇団を作ったことでも知られる
実業家・小林一三
阪急電鉄の創始者でもあって・・・
電車の中吊り広告を考案したことでも有名。

広告は闇雲に出しても効果はほとんどない。
見られるシーンを想定して出すのが効果的。

そういう意味で中吊り広告は
広告の王道といってもいいだろう。

先日見たのは確か・・・
「読売ウィークリー」と「婦人公論」だったかな。

一方は高橋尚子さんの記事紹介で、
一方は・・・「オーラの泉」
江原啓之さんのコラムの紹介記事だった。

どちらもタイトル見出しは・・・
「あきらめなければ、きっと夢はかなう」

どんな道を歩いてきても
行き着く先は・・・同じだな、やっぱり。

しかし少々使い古されたキャッチではある。

若い人へ向けたメッセージとしては、
いつの時代にも必要な
呼びかけであるとは思うが・・・
疲れた大人が多い時代には、
いっそこんなメッセージはどうだろう。

「あきらめた夢をもう一度拾って幸せになる」

夢を持ち続けている・・・と思うのも、
夢を捨てた・・・と思うのも、
・・・実は単なる思い込みじゃないか?

何かのきっかけがあれば
・・・すぐに火がついたりするでしょ。

問題は・・・
きっかけを自分で作れるかどうか
・・・だね。