Episode No.2852(20071011):
スモール・ワールド
まだ読み始めたばかりなんで、
うまく説明できるほど理解してないんだけど・・・
例えば、自分が憧れているスターがいて、
自分から見ればその人は、
雲の上の存在みたいな感じがするんだけど、
実際にその人の知り合いの、
そのまた知り合い・・・という風にたどっていくと、
たいていどんなに離れていると思える人でも
・・・わずか6人目にはつながっているらしい。
DNAから、地球上の生態系、
そしてインターネットに至るまで、
あらゆるネットワークには
或る法則性があるという理論を説いた本
「複雑な世界、単純な法則」に書かれていた内容だ。
ちょうど去年の今頃・・・
小学校時代から憧れていた人に
直接会って、一緒に酒を呑む機会があった。
まるで夢のような話だったけど・・・
それは知り合いの知り合いだった。
たまたま訪れた土地で知り合った陶芸家が、
実は高校時代の先生の息子さんだったり・・・。
その昔、ドイツに行って・・・
通訳をお願いした人の出身は
私が生まれた場所のすぐ近くだったり。
そういうことは実際にいくつも経験していたので、
この理論について、かなり興味を持った。
もしこの理論がその通りだとしたら・・・
自分が逢ってみたい人については、
思ってるだけじゃなくて、
会う人会う人に
「この人に会ってみたい」と言っていたら、
本当に逢えるチャンスが訪れるかもしれない。
生きてさえいれば、ね。
世の中は自分が知っているほど
狭くはないと同時に・・・
自分があきらめているほど広くもない。