Episode No.2845(20071003):
装飾
最近、仕事の関係で
苦手なスーツを着る機会が少なくない。
スーツまでは着なくても
ジャケットにネクタイというのも多い。
何が嫌かと言えばネクタイが嫌なのだ。
こんな首を締め付けていて、
いい仕事ができるか・・・なんて思う。
普段はアロハだから、なおさら、ね。
客先に入るギリギリまでネクタイは絞めない。
鞄に入れたつもりが
・・・うっかり忘れたことも。
そんな時には近くのコンビニか
100円ショップがあれば百均で買ったりする。
あえて誰も
私のネクタイなどに興味はないだろうから
・・・それで事足りてしまう。
そこで私の望みは・・・
実は100円のネクタイをしていても、
それが1万円のネクタイに見えるような人
・・・になること。
だって、その方が何といっても安上がりだし、
服装より先に人物で見られたいし、
そこで勝負できるようになりたいと思うから。
例えて言うなら・・・
貧乏を売りにしたような女お笑い芸人が
1千万円のネックレスをつけていても、
それは一般には100円に見えてしまうだろう。
けれど、
いわゆるセレブ系の女優か何かが
100円の指輪をしていても
少なくとも何十万、あるいは何千万に
見えてしまうよ、ね。
まずは似合っていることが第一なのだが、
小学生が立派なスーツを着ても
決してビジネスマンには見えないように、
中身が相応でなければ着飾っても無駄。
そういえば今読みかけの本に、
或る科学者のこんな意味の言葉が出ていた。
石は、いくら高く積み上げても、
そまままでは決して家にはならない。