Episode No.2696(20070412):
本当の力
本当の力を発揮できるのは、
いったいどんな時か・・・?
それは、危機が迫った時だろう。
何一つ不自由なければ
力なんてなくていいもんね。
危機が迫ったときに、
どう対処できるかということは、
もちろん大切だと思うんだけど・・・
対応するための第一歩は、
どんな知識や知恵をもっているか、とか
・・・じゃなくて、
いかに平常な自分を保つことができるのか
・・・だと思う。
力を発揮できるのは、
そういうベースがあった上での話だ。
つい先日・・・
ある人とこんな話しになった。
ジャンプして
何とかつかみたいものがある。
どうすればジャンプできるのか?
つかみたいものの方向性を
明確に見る必要がある。
無論、ジャンプ力も必要。
でも真っ先になくてはならないのは・・・
ジャンプ力を受け止めることのできる
・・・足場だ。
いかにジャンプ力があるつもりでも
飛ぼうとした瞬間に
足がズボッと地面にめり込んでしまっては、
とても飛べるはずはない。
遠い足場からジャンプをしようとしたのでは、
手が届く確率も低くなる。
確実に飛べる場所に
シッカリとした足場がなければ、
見えているものですらつかめない。
自分の内と外の関係だけでなく・・・
自分の中でもそれは同じ。
平常心という足場が揺らぐと
・・・足下を救われてしまう、ね。