Episode No.2450(20060629):
見えない力
見える力は恐ろしい。
例えば・・・見るからに
殴りかかってきそうなヤクザ、とか。
札びらの応酬で
勢力を伸ばそうとする者、とか。
見えていれば、
ある程度は黙っていても
周囲はその力に影響される。
しかし・・・
本当に頼りになるのは
・・・見えない力、だ。
何があっても
家族や友人を裏切らない、とか。
どんなに貧乏しても
夢をあきらめない、とか。
もっと日常的なことでも・・・
実は見えない力こそが
・・・生活を支えていたりする。
カタチのある物を
売るのは比較的簡単だ。
それが特別なものでない限り、
無人の野菜売り場でも
人通りさえあれば物は売れる。
カタチのない
アイデアだったり・・・
これから作ろうとするものを
売るのは大変。
だけど、優れた営業マンは
そういう物を売ることができる。
客の想像力を
くすぐることができなければ、
新しいものは売れない。
認知できない物を
買う人などいないから、ね。
見えない力を発揮できなければ、
見える力に頼るより方法はない。
その瞬間・・・
見える力の奴隷となっちゃうんだけど、ね。