Episode No.2628(20070123)：
視線

その人の常識は、
その人がどんな立場で物事を見ているか、
あるいは・・・
どんなレベルで物事を見ているのかによって
・・・大きく変わる。

ウォルト・ディズニーが
最初のディスニーランドを建設中、
工事現場を視察する際には
要所要所でしゃがみ込み、
子供の視線で出来映えをチェックした
・・・というのは有名な話だけど

逆に・・・
座り込んでいては見えないものも
・・・たくさんあるよ、ね。

寝転がったまま見ているのは
赤ん坊の視線。

はいつくばって見えるのも
ハイハイしている赤ん坊の視線。

立ち上がると、ようやく
今まで見ていた物が柱ではなく、
テーブルの足だったことがわかる。

自分は部下は管理する立場にあるのに、
あいかわらず
自分の仕事だけしているのは
・・・視点がズレている。

視点がズレていては・・・
いくら一生懸命やったって、
与えられた職務を全うしているとは
・・・言えないんだ。

頑張り方は
立場や年齢によって違うはず。

ましてや・・・
見て見ぬフリをしていたら、
プロどころか大人にすらなれない。