Episode No.2598(20061219)
実力

新聞の書評に、
ちょっと興味をそそる本が紹介されていた。

タイトルは・・・
「なぜおいしいアイスクリームが売れないの?」
シビル・チョウドリ=著/中山宥=訳/講談社=刊

すっかりジャンルとして確立してきたという
寓話、小説仕立てのビジネス書らしい。

心に響く言葉として抜粋されていた・・・
「実力は悪い日あらわれる」
・・・という言葉は、確かに言葉に響いた。

調子のいい時に「できる」のは当たり前
当たり前のことなら誰にだってできる。
調子の悪い時にできてこそ、
その人の実力・・・だ、ね。

不遇に見舞われた時・・・
愚痴言い訳だけして自分を慰めてしまうのか、
もっと実力を磨こうとするのかで、
次の居られる場所が決まってしまう。

例えば、こんな風だ。

ステーキが食べたいのに金がない。
今ある金でラーメンでも食って、
頑張って働けばステーキにありつけるけれど、
ステーキを食う金がないことだけを悔やんで
何も食わずにただジッとしていたら・・・
頑張って働くどころか病気になってしまう。

・・・つまり、実力を発揮するとは、
機転を働かし、自分を動かすことなんだと思う。

すべてが計画通りにいっていたら
機転を働かせるチャンスもない。

たいてい世に認められた人は、
みんなが投げ出したことを
独自の機転を働かせて
投げ出さなかった人・・・だよ、ね。