Episode No.1581(20030918)
「悩み」の目的〜恥っさらしで行こう!

「大切なのは勝ち負けじゃない・・・
 そう言う人がいたら、おおかた負けた方ね」

というのは、テニスプレーヤー
マルチナ・ナヴラチロアの弁。

「勝つ」ために出た試合に負けたら
当初の目的は果たしちゃいない。
そのことに、まず悔しがるべきで・・・
悔しい思いをすまい、と
後になって、あれやこれや
意味を付け加えて正当化してみせるのは
弱さじゃないか。

その弱さ、甘さがあったら
きっと次も勝てない。

何をしたって無駄にはならないだろうけど、
無駄にならなかった・・・と言えるのは
当初の目的をクリアできた時だろう。

「途中であきらめちゃいけない。
 途中であきらめてしまったら、
 得るものより失うもののほうが、
 ずっと多くなってしまう」

・・・って、
ルイ・アームストロングも言ってる。

あきらめたつもりはない・・・と
胸を張って言うのなら、
失敗の体裁を整えることに
頭を使っているようじゃダメなんだ。

なぜ失敗したか・・・なんて
失敗した瞬間にわかるものだろう?

それをいじくりまわしていたって
しょせんは過ぎたこと。

積極的に恥をかける人が
結局は早く成功してるんじゃないかなぁ?

どうしたら恥をかかずにすむか?
そんなことに悩んでも
・・・目的は遠のくだけさ。


参考資料:「セレブ100の言葉」ディスカヴァー21=刊