Episode No.2003(20050122):
アイデンティティと呼べるもの
アイデンティティは
守るものではない。
残るものである。
また・・・
準備すべきものでもなければ
教えられるものでもない。
それでも、
必要なものであることは間違いない。
時として・・・
個性や価値観、
信条などと呼ばれるが、
いずれも
日々の自己鍛錬がなければ
足がかりも見えてこないし、
幾多の修羅場を経なければ
カタチにはなってこない。
まるで
雲をつかむような話だが・・・
結局のところ
自分を作るというのは
何を作り出すよりも難しく、
それだけに、できた時には
何にもまして嬉しいものなのだ。
楽をして手に入れたものは
身につかない。
他人から盗んだ服を着ても
ちっとも似合わないんだよ。
自分が望んだ人生が
自分には似合わない人生だなんて
・・・これ以上の不幸はない。
身の丈に合ったものを
探せというのではない。
理想にマッチした
身の丈を作るんだ。