Episode No.1879(20040831)
自己で責任がとれるか

深夜・・・
武田鉄矢が出ているトーク番組を
見るともなしに見ていて、
つい熱くなったりしてた。

テーマは「若者の犯罪」。
ドラッグや援助交際の問題について
経験者も入り交じっての討論。

最も気になったのが
若者から出た「自己責任」という言葉。

もちろん、何であれ・・・
やった人間に責任はある。

しかし、
ちょっと言葉の意味を
自分に都合よく取り違えていないか?

「自己責任」って
自分勝手」とは違うだろう?!
自分だけが良ければいい
・・・ということでは決してない。

つまり・・・
「自己」で「責任」がとれない奴に
使える言葉じゃないんだよな。

自分が廃人になるのは勝手かもしれないが、
その自分を育ててくれた親や
信用しようとしてくれた友達に対して
いったい、どうやって「責任」をとるつもり?

「自分のことなど忘れてくれ」なんて
カッコつけても・・・
相手の記憶を消すような責任の取り方なんて
誰にもできっこない。

実際には責任をとれない奴に限って
「自己責任」という言葉を平気で使う。

本当の「責任」を知っていたら
おいそれとは使えない言葉だよ。

私も知らない時には
同じように使っていた気はするけど、ね。

そもそも・・・
ドラッグや援助交際は“犯罪”である。
いいとか、ダメとか論ずる以前に
やってしまったら犯罪者だ。

その犯罪の引き金となる背景には
社会問題も、いろいろとあるとは思う。

きっかけは何であれ
犯罪は犯罪として処罰されるのが
社会のルールであることは確かだ。


参考資料:昔の「若い広場」みたいな番組・・・民放だけど