Episode No.1629(20031113)
頼まれた人に捧ぐ

つまり、こういうことなんだ。

ある場所から、別のある場所へ
荷物を運んでほしいと頼まれたとする。
たったそれだけの指示。

手に持って運べるほどの荷物ではない。
歩いて移動できる距離じゃない。
・・・としたら、どうするか?

天気が良ければ
自転車で運べるかもしれないが
雨が降りそうだとする。

そんな時いちいち、
晴れていたら自転車で
雨が降ったら車で運べと、言われないと
荷物を濡らしてしまったり
運べなくなってしまうような人に
大切な荷物運びは頼めない。

もちろん、
車を運転できない人にも頼めないし、
そもそも荷物を持ち上げる力や
方法を知らない人には頼めない。

木下籐吉郎の下足番の話と
同じだよね。

付加価値のある人間にならないと
稼ぎは当然少なくなる。

バリュープライスで儲かるのは
薄利多売ができる巨大企業だけで・・・
個人が同じことをやったって
薄利少売になっちゃうからね。

あいつに頼めば大丈夫。
そう思ってもらえない限り
金なんかとれないんだよ。

1から10まで
手とり足とりやるくらいなら、
自分でやった方が早い、と
・・・誰だって思うでしょ。


参考資料:必要とされることが・・・存在理由