Episode No.1542(20030804):
引き出しの中身
さて、今日(2003.8.4)は・・・
剣名プロダクション、プロデュースで
原作を書かせていただいている
『社長 横島光吉(画・流星光)』の
第3話が掲載された「週刊特報(洋泉社)」の発売日だ。
女性と未成年には、
ちょっと手が伸ばせない雑誌だけど・・・
『光吉』のページだけには、ほとんど色気がない。
何せ原作書いてるのが私だし、ね。
それでも隔週連載していただいている
特報編集部のご寛大さには、まったく頭が下がる思いだ。
第3話になって、ようやく
メイン・キャラクターたちの過去について触れている。
掲載は6ページなので、
触れると言っても限界はあるけれど。
この『社長 横島光吉』の企画を書く段階で
3人のメイン・キャラの履歴書を作った。
もちろん・・・
性格や趣味、弱みなども
考えられるだけ考えてみた。
結構、細かいところまで考えたつもりだったが、
読み直してみると・・・
まるで、自分の性格や考え方、経験、趣味などを
細分化して、3人に振り分けているように感じた。
だから・・・
3人のうち、誰ひとりとして
パチンコ、麻雀といった
普通の趣味を持っているキャラがいない。
これは、きっと書いている自分に
想像力が欠けているからなんじゃないかと、
ほんの少し悩んだりもしたが・・・
ある人に言わせると
とって付けたような流行の性格や趣味を持つキャラより
その人にしか書けないキャラの方が、はるかに魅力的。
と、励まされ・・・
とにかく連載は進んでいるし、
書きたい話もたまってきた。
想像力がなけれれば、
例えば殺人者の話なんか書けない。
そう言われると、確かにそんな気もするけど・・・
おそらく、その殺人者だって
作者が持つ狂気を
デフォルメした姿に違いないんじゃないかと思う。
だから、この場合の想像力とは・・・
デフォルメのことなんだろうな、きっと。
事実はドラマより奇なり・・・
でも、そのドラマを
誰がみてもわかるようにするには
デフォルメや演出が必要だ。
私も・・・まだまだ、精進しないと、な。
でも・・・
機会があったら、ぜひ読んでみてね。