Episode No.1348(20021219)
人格者をめざせ!

人に好かれようと思う気持ち大切だけれど・・・
それが、あまりに強い過ぎると
八方美人になってしまうよ、ね。

自分を捨てて相手の要望に
どこまで合わすことができるかが
プロとアマの違い。
一方で、決して媚びないのもプロの証だ。

いわゆる八方美人には
自分の主張などないんじゃないかな。
唯一、注目されることだけに価値観を見いだす。
捨てる主張がないのだから
相手に合わせるしかないのかもしれないが、
一貫性がないものは、誰も信じてくれない。

新しい出逢いがあって・・・
自分の考えが変わることも、しばしば。

でも、それは・・・
知らなかった世界を少しだけ知ったということであって
AからBに変わる、ということは希だろう。

「時代を動かすものは、
 主義にあらずして人格である」
・・・オスカー・ワイルド

カッコいいとか、悪いとか
話が上手いとか、ヘタだとか・・・
人の好き嫌いは、
そういうところだけでは決まらない。

調子がよければよいほど
たとえ小さな約束ひとつ破ろうものなら
もう、とたんに信用を失ってしまう。

むしろ、普段は口数が少なくても
肝心な時に必要な挨拶ができるだけでも
大いに見直されるものだ。

肝心な時・・・
それを感じられるかどうかが
・・・どこまで人格ができているか
ということじゃないのかな?

勉強だけ、仕事だけ・・・できてるつもりでも
人格ができていないと
・・・何ひとつ、うまくはいかないよ、ね。


参考資料:「リーダーシップ名言集」鎌田 勝=編著 三笠書房=刊