Episode No.1324(20021121):使われ上手は儲け上手
人を使うのがうまい人というのは
人に使われるのもうまい人なんだな、と思う。
合理性を追求する・・・ということが
ともすると、
「他人の力を利用する」ということに
転換されてしまうことが多いような気がするな。
他人を使うことを考えるなんて何十年も早い!
と、いう人に限って
そんなことばかり考えてない?!
効率よく物事を運ぼうというのは
確かに「楽」をしようとすることに違いないけど
目の前に10ある仕事を
6や5にまとめることが本来の効率化であって
10のうちの8を他人に任せたところで
全体の仕事が10あることに変わりはない。
むしろ他人に任せたところで
10の仕事が最低でも12や15には増えるのがオチ。
合理的にだの、効率的にだの、
システマチックにだのという言葉を使うのもいいが
「そこであなたは何をするの」
という問いに答えられないようなプランには
誰も耳を貸してくれない。
目の前の仕事をやるのが嫌で
何だかんだ理屈を言ってるだけにしか
聞こえないものね。
人に使われるのは性に合わない・・・
というセリフも何だか似ているね。
組織の中でそういうことを口にする人は
結局、自分で自分を動かすことができない人。
使われるのが嫌なら・・・
組織なんかにいなきゃいい。
組織を飛び出すとはじめてわかる。
使ってくれる人がいないと
一銭も稼げないということが、ね。