Episode No.1232(20020806):一生懸命、つきあっているか?

30代後半から40歳くらいになると・・・
だんだん仕事の内容や
付き合う人の層も決まってきてしまうもんだよ、ね。

すると・・・
社会人になっり、結婚したりして
イッキに広がった世間が・・・
今度は急激にしぼんでいくような感じ。

その少し前には
体力のピークというのも迎えている。

意識して鍛えないと
体力が落ちてく一方なのと同じように
意識して、一生懸命人づきあいをしないと
自分の人生を刺激してくれるような
人との出逢いはなくなってしまう。

放っておくと・・・やがて
人生、こんなもんか・・・なんて
つぶやくようになっちゃうんだけど
それは、
人生がそんなもんなんじゃなくて
自分がそんなもんなんだよ、ね。

世間は、あらかじめ自分を迎えるようには
できちゃいない。
もともと自分なんかいなくたって・・・
世間は勝手にまわってるんだから。

その隙間に押し入って
自分の存在価値を見いだそうとするんなら
人と一生懸命つきあうしかないよ、ね。

不義理は世間を狭くするし・・・
どんなに、こちらが一生懸命つきあっているつもりでも
それが通じない相手の方が多いんだから・・・
最初から何もしなければ
自分の人生に必要な出逢いなど、あるはずはない。

「偶然が私たちの両親をつくり
 選択が私たちの友人をつくる」・・・デリレ

偶然だけでは友人は得られない・・・って、ことだな。


参考資料:「格言の花束」堀秀彦=編 現代教養文庫=刊