Episode No.1186(20020613):考えていたら解決できない

何か問題が起こると・・・
その渦中にいる人たちは
「誰か、何とかしてほしい」と頭を抱える。

ところが・・・
その「誰か」が解決策を示唆しようものなら
決まって、こんな返答が返ってくる。

「そんなに単純な問題ではない」

たいてい、みんな・・・そう思いだがる

そりゃあ、そうだろう。
当事者でもない誰かに、ポンと解決されてしまったら・・・
それまで頭を抱えていた人たちは
まるで、能なしみたいだモンなぁ。

でも・・・
頭を抱えて動かない人が大勢いる集団は
お世辞にも優秀だとは言えない。

優秀か、優秀でないか
正しいか間違っているか
・・・そんなことは少し遠くから見ればすぐにわかる。

結論の出ない議論に終始しながら
誰かがコトを運んでくれる・・・
あるいは嵐が過ぎ去ってくれるのを
忙しいふりをしながら待っている人たちに
問題を解決する能力があろうはずはない。

渦中にいる人たちには
その渦の小ささが見えないものだ。

もう枝葉の話題をのんびりしている暇はない。

正しい意見を持っているつもりなら
正しい行動をすべき時だ。

やっぱり・・・行動の伴わない正しさなどない

ケツを叩けない人ばかり相手に安心していると
ケツに根っ子が生えちゃうぞ。
そうなったら・・・
ようやく動く気になった時には、もう動けない。


参考資料:それでも奇跡を信じるか?