Episode No.1128(20020406):できることは増えてる?

私の30代も残すところあと一週間。

昔は40といえばリッパな大人だと思ってたんだけどねぇ。
最も・・・
30になった時も、そう思ったな。

少し前にも書いたけど・・・
最近、つくづく思うのは
「大人になったら、こうなりたい」という
もうその年代に、とっくになっちゃってる、ということ。

つまり・・・今できていないことにはダメなんだな。

もちろん、いくつになっても将来はあるわけだけど
30代、40代になって・・・
20代の若者が口にするような可能性を語っていたのでは
とても現実的とは言えない。

現実的でないことは・・・実現不可能ということだ。

なかなか実現しないから
夢は夢で持ち続けていくことは大切だけど・・・
いつまでも同じ場所から同じ夢を追っていたのでは進歩がない。

一方・・・
年をとってズルくなる、というのは
現実を知って、できそうなことしか口にしなくなる
ということだ。

これもまた・・・進歩がない。

「発見を妨げる最大の障害は
 無知ではなく、知っているという錯覚である」
・・・ダニエル・J・ブアスティン

年を重ねたということは・・・
何かをしようとするか、しないかにかかわらず
とにかく時間は経過した、
何かしら経験はした、ということだ。

でも・・・
はたして本当に現実を知るまでのことをしてきたのか?

いくつになっても・・・
やったことより、やってないことの方が多いのが
・・・現実だ、な。


参考資料:「心を強くする名言」童門冬二=監修 成美文庫=刊