Episode No.1111(20020318):成熟した目

この文章を書いている時点では、まだ届いていないのだが・・・
この文章が公開される頃には、
先日、勢いで作った新しい眼鏡が手元に届いているとこだろう。

実は・・・
その新しい眼鏡を作る時に、少しショッキングなことがあった。

私が眼鏡をかけはじめたのは高校の頃で
近眼しか入っていない。
大学くらいまでは、かけたりはずしたりもしていたが
運転免許は眼鏡等。

30を過ぎて、度の進行もすっかりなくなって
そのおかげで、いろんな種類の眼鏡を
気分に合わせてかけたりもしているのだが・・・

この間、眼鏡を作った時に
ほんの少し度を下げてもいいかも知れない・・・と言われた。

つまり・・・
老眼の傾向が現れてきたと言うのだ。

もうろん個人差はあるだろうが
だいたい40代に入って・・・40代半ばになると
近くのものが見えにくくなってくるらしい。
50代にさしかかると完全に見えなくなって・・・
老眼鏡が手放せなくなると聞く。

私の30代も、もうほぼ終わりだから
本人の意識はまったくないが、
厳密に数値を調べると・・・どうもそんな具合のようだ。

目が疲れると肩が凝る
四十肩というのも・・・老眼と関係あるんじゃないかな?

そもそも、この肩こりという症状も・・・
なる前までは、どんなのが肩こりなのかわからなかった。
ある時、誰かに揉んでもらったら気持ちいいので
それが肩こりであることを知った。

20代までは疲れ知らず。
30代になると、疲れを元の状態に戻すのに
だんだん時間はかかるようになるが・・・まだ戻る。
40代になると・・・
きっと、元には戻らなくなって
普通の状態という基準が変わってきちゃうんだろうな。
それが「老い」というもの・・・か。

とはいえ、高齢者が頑張る今の社会
40代はまだまだ若手。

そもそも・・・「老眼」という言い方が良くない。
「老」という字がついてるだけで
認めたがらない非とだって、たくさんいるだろう。

そこで・・・
「白髪」を「ロマンスグレー」と言うように
何か、シブいネーミングを考えたらいいと思う。
「grown-up eyes」成熟した目・・・とかね。

老眼鏡をかけることが
成熟した大人としてのステイタス・シンボルみたいになって
もっとお洒落な老眼鏡があったら・・・
ギリギリ困るまで老眼鏡には手を出さない
やせ我慢をする人は少なくなって・・・
もっと大勢の人が、高価な老眼鏡を買うようになるんじゃないかな?

そうすれば眼鏡屋はもっと儲かるハズ。
・・・いっちょ、売り込んでみるか?


参考資料:今度は木製フレーム