Episode No.1080(20020209):良薬も飲まなきゃ効かない

やりたいことも、やらなければならないことも
・・・山のようにある。

「苦い薬を飲む方法は、ただひとつ・・・」

はたして、チャーチルは・・・
この後、何と続けたと思う?

日常生活で直面する、すべての課題は・・・にがい薬だ。

飲まなくても、いきなり死ぬようなことはないが・・・
知力、体力は確実に衰えてしまう。

気がついたら・・・
昨日まで難なくできていたことが
できなくなっていたりする。

若いからと言って「成長」ばかりするとは限らない。

生まれた瞬間から・・・
死ぬ方向に向かって人も物も時間を過ごしているのだから
伸びていくだけということはあり得ない。

ほおっておいてできるのは・・・「老化」だけだよ。

問題を先送りにしている限り
次の課題には取り組めない。

すべてが中途半端になるようなら
気持ちばかりやきもきするだけ損だ。

何が起こるかわからない明日に・・・
余分な問題を引きずっていくもんじゃない。

「苦い薬を飲む方法は、ただひとつ・・・。
 一息に飲み下すことだ」

いろんなことをやろうと思ったら
同じ問題に悩んでいるヒマなどないはずだ。

どうせ悩んだふりしてたって・・・
何もしなければ
そのうち解決しなくてもいい問題になっちゃう。

頭を隠して、問題が通り過ぎるのを待っているようじゃあ
自分なりの生き方なんて・・・できっこない。

頭を抱えて悩んでいるだけじゃあ・・・
悩みからは解放されないんだょなぁ。


参考資料:「チャーチルの強運に学ぶ」ジェームズ・ヒュームズ=著 渡部昇一/下谷和幸=訳 PHP=刊