Episode No.1008(20011117):予定通りなら能力なんかいらない
「ええっ? マジっすか?!!」と叫びたくなるような仕事が時々入る。
・・・時間のない仕事だ。
実は・・・今週もそんな仕事が飛び込んできてしまった。
頼む方にしても「普通なら無理」なことは百も承知だ。
それを承知で声をかけてくれた仕事を断るのは・・・
相手からの自分の評価を下げることになる。
予算のない仕事は、いくらでも断りようはあるが・・・
時間のない仕事は、よほどのことがない限り断れない。
ヤル気と手腕・・・
これを試されて逃げ出していたのでは・・・仕事にならない。
誰にでもできることをしていたら・・・絶対に儲かりはしない。
普通なら不可能なことを可能にするのが・・・仕事の意味であり醍醐味だ。
どう段取りをつけて納期までにキチンをした仕事を仕上げるのか・・・
それは、すごろくのコマを進めるのにも似ている。
ロールプイング・ゲームといった方がいいかな。
ここまで進むには、このアイテムを用意しておかなければ行けないとか・・・
最後の敵を倒すには、このアイテムが必要ということも多いし。
でも、すごろくに似ていると思えるのは・・・
せっかく準備万端整って、コマを進めようとしても
先方の都合で「一回休み」なんてことも間々あるし。
いずれにしても・・・
ひと度、ゲームに乗ったら、途中で止めるわけにはいかない。
中途半端で降りるような人間は、次のゲームに誘ってもらえなくなってしまう。
もちろん、すべての作業をひとりではできないから・・・
無理を承知で一緒にやってくれる仲間も大事。
誘った方としては・・・
どんなにつらくても、それを忘れるくらい
最後には満足のいくギャラを出せないと・・・
じゃないと、二度と付き合ってもらえない。
仕事だからね、お互い生活がかかってる。
こうして、いくつかの難関を乗り切ると・・・
また新たな難関がやってくる。
それも・・・前以上の難関が。
だけど、その時には
前にやった時以上の・・・力がついているはずだから
それを新しい足がかりに進めば・・・届かないことはない。
・・・と、自分を励ましつつ
まだ今の作業は、フリダシを一歩出たところだ。