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20120325

でじたけ流 教育論607

でじたけ流教育論 digitake.com


昨日は次男と2人で映画に行った。

先週末の伊豆小旅行に続いて
休日らしい休日を過ごすことができたのは、
決して仕事に余裕があるわけではないのだが…

ここしばらくの間、我が家では
大学受験と高校受験があった
上の2人中心になりがちだったので、
小学校を卒業して、
自動的に中学に上がる次男のことには
比較的ウエイトが置かれにくかった。

昨日の土曜日は…
長男は朝から自動車教習所、
長女も朝から部活のOB活動、
カミさんは実家の掃除に出かけて
次男は暇だというので男2人で出かけた
…というわけ。

映画に行きたいとは次男のリクエスト。
そういえば、この間、映画館に入ったのも
次男と2人で来たと思う。
そう…「こち亀・映画版」の時だった。

今回の次男のお目当ては「ドラえもん」。
せっかく「SATR WARS l 3D」をやってるのにさ。

次男に言うと
「エピソード lはDVDがあるから」との返事。
でも「ドラえもん」ならDVDで見ることができるけど
3Dは映画館じゃないと見ることができない、とさらに進言。

結局、次男は「じゃあ、どっちでもいい」と引いたけど、
開始時間を調べてみると「SATR WARS」は、
ちょうどいいのかない。
英語版と吹き替え版を交互にやってるからね。

対して「ドラえもん」はちょうどよかった。
…で、「ドラえもん」にしたら
次男は満面の笑みで喜んでいた。

上の連中についていくのが習慣となって、
自分の主張をなかなか
最後まで通さないところが次男の末っ子にはある。

これが同じ末っ子でも長男の場合には、
かなり優遇されていて、
大人たちや姉弟のうちでも、
まるで一人っ子のように主張が通ったりする。

誰にでも主張はあっても、
それを主張できるか、できないか。
また、主張が通るか、通らないかは、
やはり環境によって違う。

どんな主張をするのかは、その人の個性だが、
環境はその個性の表現の仕方…
癖を作るのに
大きな影響を与えていることは確かだろう。

久々にじっくり見た「ドラえもん」は
…案の定、感動的だった。

オープニングの東京の景色に
スカイツリーは建っているものの…
のび太の家の近所には、
まだ、空き地もあれば空き地に置かれた土管もある。

ああいう土管は私が子供の頃には、
あちこちにあった。むろん都内での話だ。

ようするに、あの時代は都内であっても、
まだ上下水道が完備されていない場所があって、
あちこちで工事をしていたのだ。

個人情報保護法によって、
学校の生徒名簿がなくなってしまう前の、
クラスの電話連絡網に、
電話のない「呼び出し」という家が
1軒か2軒はあった時代の話だ。

ちょうど映画館では
「三丁目の夕日」も上映していたけれど…
「ドラえもん」も「サザエさん」にしても
古き良き時代…
昭和を懐かしむ傾向が強いなと思う。

昭和の頃は未来ばかりめざしていたのに、ね。

普遍的に大切なものに気づくのはいいと思う。
だけど、
決して過去に戻ることはできないのだから、
古き良き時代にばかり癒しを求めるのは、
いかがなものか…と思わないではない。

そもそもズルくないか…?

よく、子供と動物を使って
涙を誘うのはズルいって言うけど、
今や…子供、動物、そして昭和、だな。

さて、ご満悦な次男は
「5回くらいグッと来て、1回泣いた」
…と言っていた。

平成生まれのクセに…。

ところで、
「ドラえもん・奇跡の島」の
エンディングに流れてた
福山雅治の歌は、いいな。哲学的にも。

♪そうさ僕は僕だけで
 出来てるわけじゃない
 百年千年前の
 遺伝子に褒めてもらえるように
 今を生きてる

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