先週末の伊豆小旅行は、
思い返せば土砂降りにもかかわらず…
また、時間的にはゆったりしていたのに、
いろいろな場所を巡ることができて
実に充実した二日間だった。

雨…が、かえってよかったかもね。

観光の車が少なかったから、
時間のロスもなかったし…
このところ悩まされていた花粉がなかったのも
気分よく過ごせた大きな要因だ。

これがもしディズニーランドだったりすると
最悪に疲れることになったりもしそうだが、
自然の景色は…
雨の日は雨なりに美しい風情を見せてくれる。

今回、足を伸ばした西伊豆・松崎は
古き良き日本の景色を止めている場所だ。

明治時代に建てられた学校が残されていて、
見学することができた。

工場がほとんどないことから戦時中も爆撃がなく、
古くからの建物が残っているのだろう。

岩科(いわしな)学校は、
1880年(明治13年)に竣工した伊豆最古の小学校。

地元民の熱意によって
総工費の40%は住民の寄付でまかなわれたという。

この岩科学校のほかにも
明治時代に建てられた私塾を移動中に見た。

その昔、この地域は
裕福で教育熱心な家が多かったことがうかがえる。

半島の先端に近い場所にいることが、
かえって遅れをとってはいけないという
学習意欲を芽生えさせたのか…？

現在は過疎化が進んで
岩科学校の隣に建てられた
鉄筋建の小学校も平成18年に廃校になってしまった。

仕事さえあれば、申し分ない…いい場所なんだけど、ね。