ACT-01-4/5
■食事はサービスの基本じゃないか?!
昼過ぎにホテルに着いて、食事を済ませ、子供たちを連れて室内プールに行った。
宿泊専用であるこのホテルは、館内に無料施設も多く、ホテルのまわりは景色のいい散歩コースもあって、ホテルの中だけで充分に楽しむことはできる。
ところが最大の難点は食事。
決してマズイというわけではなく、システムが良くない。
ディナーは豪華な広間でとることになっているが、決められた時間の少し前に行くと、閉ざされたドアの前に長蛇の列ができている。
ガラス張りの景色のいい広間だから、いい席をとろうと並んでいるものと思い、仕方なく並ぶ。
しかし、いざドアが開く時になると受付が開始され案内される。
席は最初から決まっていたのだ。
だったら何も並ぶ必要はない。勝手に並んだと言われれば、それまでだが、事前のアナウンスがあれば、もう少し散歩を楽しんでいる余裕はあった。
ディナーの内容は和洋折衷でバラエティに富み、いずれも美味。
が、ここで家族に問題が発生した。
プールではしゃき過ぎた下の子がウトウトはじめてしまったのだ。
今寝てしまったら食事はとれない。
当然、あとで起きた時に「おなかが空いた」と騒ぐことは必至。
カミさんのお母さんは用意のいい人で、タッパウェアを持参していたので、その子の分だけそこにとっておくことにした。
その時、フロア担当がやって来て「それは困る」と言う。「行政からの指導で・・・」ウンヌン。
カミさんのオヤジさんは、すぐさま「何だと、気分の悪いヤツだな、あっちに行け」と言った。
すると「今回は見なかったことにしますから」と去って行った。
おムコさんとしては、その場では黙っていたが、やはり合点がいかない。
確かに食中毒の心配をするのはわかるのだが・・・。
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