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Episode No.707(20001201):基本がないから例外だらけ

今日からトップページのデザインを変えてみた。
前回作ったヤツがちょっと大きなモニタ用に作り過ぎてしまったので・・・
今回は800×600に合わせたつもり。

ホームページを作るうえで、できるだけ見やすくしようと思って悩むのが表示サイズとブラウザの種類。
いったい、どこに標準を置くべきなのか迷ってしまう。

17インチくらいのモニタが、だいぶ安くなってきて・・・
15インチから買い換えた人が増えたな・・・と思っても
同時にノートパソコンを使う人も増えたからね。

どんなサイズでも天地左右のバランスを崩さずに見せることができる方法もないではない。
でも、プラグインが必要だったり・・・
文字まで、そのまま縮小されてしまって・・・
デザインはいいけど読めないモノになってしまうコトもある。

新しい技術が開発され続ける限り・・・
いつまでたっても「これでいい」という時はないと思うけど。

さて、今日から12月。

昨日、ちょっと話題にした福沢諭吉は、もうすっかり一万円札の顔になったけど・・・
聖徳太子の一万円札が発行されたのは、今からちょうど42年前の1958年12月1日の話。
1950年の千円札に続き、2回目の登場だった。

同じく12月1日にお目見えしたモノがある・・・それは「端書」。

「端書」って何だ? と思う人も多いと思うけど・・・現在では「葉書」と書くのが正しい。
日本で最初の郵便ハガキが発売されたのは、明治6=1873年12月1日。

現在のハガキとは違い、薄い紙を2つ折りにしたモノで、市内宛と市外宛では料金が異なっていた。
さらにハガキ100枚で5%引きという、おトクな制度もあったらしい。
電話が普及していない頃の話だから、端書き程度の文章も相当やりとりされていたコトだろう。

「郵便ハガキ」という名称自体は、大蔵省造幣局員だった青江 秀という人が考案したモノらしい。

その後、漢字で書く場合「端書」にするか「葉書」にするかでモメたが・・・
郵便制度の生みの親である前島 密(ひそか)が鶴の一声で「葉書」に決め、統一された。

英語だと「郵便葉書」は「ポストカード=Postcard」だけど・・・
チラシなんかのことは「リーフレット=Leaflet」と言い「葉」の意味合いも入ってるよね。

ホームページの基本サイズも、とりあえず誰か統一してくれないかなぁ・・・。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊
     「歴史の意外なネタ336日」中江克己=著 PHP文庫=刊