Episode No.606(20000805):でじたけの怖い話 2 前回は、怖い・・・というより、不思議という感じの話だったけど・・・ 今回は、間違いなく呪われた話。 中学生の頃だったか・・・いや、高校に入ったくらいだったかな・・・冬の朝だったんだけど。 テストが間近になって、どうにも勉強しないワケにはいかない状況の時。 夜はメシ食っちゃうと眠くなっちゃって・・・ 「よし、早起きして勉強するコトにしよう」なんて、できもしないコトを考えて寝ちゃった次の日の早朝。 起きたら即、勉強できるようにコタツに布団を突っ込んで寝てたんだけど・・・ 逆を考えれば、それは即寝られる状態。 4時か5時・・・まだ、あたりは暗くて、一度は目を覚ましたものの・・・やっぱりウトウト。 すると、コタツに突っ込んだ両足に何かが触る。 「何だ?」とビックリして起きようとしたら・・・起きられない! 目はシッカリ開いていて、まわりの様子も見えているんだけれど・・・いわゆる金縛り状態!! 足には、あいかわらず何かが触っていて・・・おまけに「チュチュチュチュッ」という声が聞する。 当時、うちではハムスターを飼っていて、そのカゴは金縛りになった2階の部屋の隣にあった。 やがて、階段をバタバタと上ったり下りたりする音が響いてくる。 金縛りにあったまま、考えた。 「これは、きっとハムスターが逃げ出して・・・妹か誰かが大騒ぎしてるんだな」 しかし、体は動かない。 「コタツの中にいるぞー」と叫びたいのに・・・ しばらく、そのまま苦しんでいたんだけど・・・何度かギュッと目を閉じて耐えているうちに元に戻った。 はたして、今のは夢だったのか? とりあえず、家族に何かあったか聞いてみようと思ったが・・・まだ、みんな寝てる。 そこでハムスターのカゴを確認してみると・・・ 新聞紙の下でハムスターがミイラになってた。 エサはちゃんとやってたはずなのに・・・たぶん。 そういえば、やっぱり小学校の頃にもハムスターを飼ってて・・・ 冬眠したのを知らずに死んだと思いこんで、土に埋めちゃったコトもあったな。 ハムスターの呪いのおかげで・・・その後のテストの結果は惨憺たるモノだった。 みなさん、ペットは大切にしましょう。
参考資料:実体験
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