忘年会は、もう済んだ?
ウチの会社では先週の金曜日にやったところ。
最も、まだ年内にやらなきゃならないコトは山のように残っているし、今年は2000年問題を抱えていて忘年会どころではない・・・という人も少なくないかも。
ともあれウチではお陰様で1900年代最後の忘年会は、新鮮な海の幸に舌鼓をうった。
30代も後半になってくると、もう20代の時のようなバカ飲みはできなくなってくる。
そのかわりに、どうせなら美味しいモノを食べよう・・・というコトになる。
"安くてたくさん"から、"いいモノ少し"・・・という具合に。
毎度のコトだが、店の予約はいつもギリギリ。
日時が定まらなかったり、人数が確定しなかったり・・・。
不景気だと言うわりには、案外と高いくらいの店から予約が埋まっているのに驚く。
これだけ見てると、やはり景気は決して悪くない・・・と思える。
と、いうより"いわゆる貧しい国"と同様、これまで平均的にそこそこの金持ちが多かった日本でも、ついに貧富の差が拡大してきた・・・というコトか?!
最もウチがべらぼうに高級な店に行った・・・というワケではないんだけれど。
高級と言えば、いまだ女性に人気の懐石料理というヤツがある。
懐石とは読んで字の如く、懐の石。
これは禅宗の坊さんが空腹しのぎに温かい石を懐に入れて胃を暖めたという故事から来ている言葉らしい。
つまり、もともと懐石料理はちょっとお腹が温まるくらいの軽い食事の意味。
ところが、これも"いいモノ少し"の極致となり、素材は厳選された珍しいモノばかり・・・超豪華料理となっているのが通例だ。
懐石を会席と書く場合もあるが、実はこれら2つは同じ意味。
禅語の懐石を茶道では会席と言っているだけのコトだそうだ。
私としては、まだまだ終わらぬ仕事を目の前に、懐に使い捨てカイロでも入れて空腹を和らげつつ・・・残業にとりかかるしかない。