Episode No.355(991015)：男の子、女の子

Episode No.355(991015)：男の子、女の子

男の子と女の子・・・子供は、どっちがほしい?
なんてコトがよく話題になるけれど、結論から言えば、元気ならどちらでもいい・・・というのが親心だろう。

ウチには、すでに男の子も女の子もいて、今度はまた男の子が増えたワケだけれど、男と女の違いっていうのは、生まれながらにしてついてるんだなぁ・・・と、つくづく思う。

同じように怒っても、男の場合には理屈で押されると、ガマンしながらそれに従う。
しかし、女の場合には、そうはいかない。
嫌なモノは嫌だ・・・という感じで、いくら言い聞かせても、気にくわないとプイと顔をそむけて、どっかに行ってしまう。
その変わり、いつでも人の顔色をうかがうようなところがあって、何も言わずにキッと睨んだだけで泣き出したりするんだけどね。

菓子などを与えた時には、男の場合には独占欲が強くて、みんな自分のモノにとようとするが、女の場合には、まずそこにいるみんなに配りまくる。
配ってホメられるほうが、自分が菓子を口にするコトより何倍も嬉しいようだ。

そう言えば、息子は寝ながら、うなされていることがある。
時々、寝言で怒鳴ったりもする。
たぶん、叱られている夢でもみているのだろう。

一方、娘は寝ながらケラケラ声を上げて笑っているのをよく耳にする。

これは、男と女・・・という問題ではなく、単にウチの子供たち特有のことかもしれないが。
概して男は悪い思い出に苦しめられ、女はいい思い出だけしか覚えていない・・・というコトはあるのかもしれない。

最初の子供は女の子の方が育てやすい・・・という話をよく聞く。
男の子に比べておとなしいので、慣れない親にとってはケガの心配も少ないし、元来、病気にも強いようだ。

私の友人にも「絶対に女の子がいい」という者がいるが、私自身は「絶対に男の方がいい」と思っていた。
私が男である以上、女の子より男の子の方が理解しやすいだろう・・・というのが最大の理由。

そりゃあ確かに女の子は可愛いけれど、親となると可愛がってばかりもいられない。
かと言って、息子と違い、力関係だけでは通らない部分が多い・・・そこが何とも厄介。

ところが、私が家にいない時の話を聞くと、息子はかなりわがまま放題やってるらしい。
私の前では言うコトを聞くのに・・・。
女親から見れば、やはり異性である息子の方がヘソを曲げられると厄介なモノなのか・・・?

そういえば、カミさんが出産のために入院していた数日間、娘の口数が急に多くなったような気がする。
他人がしゃべっていると「ウルタイ!」と怒鳴るほどでビックリした。
2歳くらいの子供は、どういうワケだか、サ行がみんなタ行になっちゃうんだよな。

それが、カミさんが帰って来ると、ほぼ同時に何となくおとなしくなった。
・・・まるでサル山のボス争いのようだ。

おかげさまで、次男坊の方は順調に回復している。
まだ、完全に落ち着いたコトが確認できるまで、しばらくはこのまま検査を続ける必要があるが、もう心配はいらない状態になった。

コイツが退院して来ると・・・いよいよ、ウチは24時間、大騒ぎ状態に突入。
せっかく赤ん坊が入院しているんだから、今のうちに早いところカミさんの体力を回復してもらわないと・・・ね。