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Episode No.351(991011):親はつらいよ

Yahoo Japanで「名言・しびれるひと言」を検索して、このページにだどりつかれた方・・・。
また、日本国内についてのちょっとした話題について、このページを通して読むことを楽しみにされている海外の読者には、はなはだ申し訳ないけれど・・・。

今週も格言・名言とは、ちょっと離れたパーソナルな話題が中心になってしまいそうだ。

おかげさまで10月8日の朝、3人目の子供が産まれた。

その日、例によって深夜、私はパソコンに向かっていた。
『はじめての不倫旅行』の続きを必至に考えていた。

私が不倫願望中年の心の動きに頭を悩めていると、カミさんがハスイしたんで病院に電話をかける・・・と言う。
それでも私は、ダンドリー宮田から頭が離れていない。
カミさんもカミさんで、シャワーでも浴びるなんてノンキなコト言ってたモンだから・・・。
まぁ、3人目ともなるとこんな感じ。
でも後で病院で言われたんだけれど、ハスイしたら風呂はおろか、シャワーもダメだって・・・!

ところで、胎児を包み込む水のコトを羊水と言うが、何故、ヒツジの水なのか?
理由は、羊水が入っている膜を羊膜と呼ぶから。
では、なぜヒツジの膜なのか?
古代ギリシア時代にヒツジはいけにえとして使われていて、そのヒツジを包むのに使った柔らかい袋が、その語源と言われている。
じゃあ、赤ん坊はいけにえか?
・・・よくわからない理由ではある。

病院に電話をしたら、すぐ来いというコトになって深夜、カミさんを病院に送る。
幸いウチは隣に私の両親が住んでいるので、寝ている子供たちのコトはおばあちゃんにまかせて。

病院に到着したのが午前4時頃。
検査を終えて陣痛室へ入ると、心拍をとったり陣痛の間隔をはかったり・・・。

出産には、まだ4〜5時間かかるというので、私は自宅に戻ることにした。
看護婦さんには「えっ? 帰っちゃうんですか?」と言われたけど・・・いても男には何もできないし、朝起きて母親がいないとなると子供たちが騒ぐんじゃないか・・・というコトも気がかりで。

朝8時頃、子供たちと朝食をとっていると、7時過ぎに生まれたという電話がカミさん本人からあった。
予定通り、男だった。
うちでは次男ということになる。

しかし、生まれる時も死ぬ時も、体中に機械くっつける生き物なんて、人間だけだよなぁ・・・。
その不自然さに抵抗を感じる時も少なくないけれど、今回ばかりはそいつに救われた感もある。

3人目にして初めて経験した生命の不思議の話は、また明日。


参考資料:「とっておきの雑学」おもしろ話発見クラブ=編著 永岡書店=刊 ほか

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