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Episode No.177(990322):大いなる宇宙の呼吸

20日、韓国を訪問した小渕首相は、金大統領の北朝鮮に対する「太陽政策」を支持した。

NHKのニュースでは「太陽政策」のところを「包容政策」と言っていたが。
イソップ童話の"北風と太陽"の話からきてるわけ・・・だな。

昨日、3月21日は"春分の日"。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という趣旨の祝日だった。
太陽が黄経零度の春分点を通過し、陽は真東から出て東西に沈み、昼夜の時間がほぼ同じになるこの日をソーラーシステム振興会では"太陽の日"と呼んでるらしい。

太陽は、これまで約45億年輝き続けてきた。
これからも50億年は輝き続けるだとろうと考えられている。

日本人の平均寿命は1977年の調査で、女性が83.82歳、男性が77.19歳だから、太陽の今の年齢を日本人に置き換えると、女性ならだいたい40歳。男性ならだいたい37歳くらいということになる。

ビックバンから始まったとされる宇宙の歴史。
宇宙は、どんどん膨張を続けているが、やがて限界点に達した時に、今度は縮小をはじめると考える学者も少なくない。
いや、今現在の宇宙が、すでに膨張から縮小の段階にあるのだと考える学者もいる。

イギリスの物理学者トーマス・ゴールドは、宇宙が縮小しはじめると時間が逆に流れ出すという仮説を唱えている。
まるで、フィルムの逆回しだ。

"歴史は繰り返される"という言葉は、物理学の立場から立証されるかもしれない。

さて、金大統領の「太陽政策」もうまくいって、この妙な緊張状態を少しでも緩和の方向へ向かわせてくれればいいが・・・。

太陽の中心にも、やっぱり"核"はあるからなぁ。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊
     「宇宙の運命〜新しい宇宙論」リチャード・モリス=著 湯浅 学=監訳 講談社=刊

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