Episode No.1486(20030529)
愛し合ってるはずなのに

もう、ここでも何度か紹介しているけれど
『星の王子さま』を書いたサン・テグジュペリの言葉。

「愛する…
 それはお互いに見つめ合うことではなく、
 一緒に同じ方向を見つめることである」

それが具体的にどんな行動をさすのか
ちょっと考えてみようと思う。

相手のために何かしてあげたい
・・・そう思う気持ちは美しい。

また、そんな気持ちを
喜んで受け入れてくれる相手が見つかることは
自分の存在価値を認めてくれる
居場所が見つかったことなので
本人にとっても、とても幸せなことだ。

ところが・・・
どんなに居心地のいい場所であっても
メンテナンスをしないと、やがてガタが来る。

そんなことを気にしないでいられる場所が
本当に居心地のいい場所であると信じたいが・・・
そんな都合のいいものは、ない。

問題はメンテナンスの仕方だろう。

ある機能の維持するために
壊れかかった部分を補修するのは
もちろんメンテナンスだが・・・
同じ機能に、いつまでも満足していられないという
感情があるのも人間。

くたびれた部分はいくら補修しても
それまで以上の機能は発揮してくれない。

故に・・・
新しい機能をプラスすることが大切なんだと思う。

新しい機能は相手に使わせるより
まず自分が使ってみせることが重要だ。

自分がそのことで本当に
便利に、あるいは楽しく
生活しているところを見せることができれば
相手だって自然に、その機能を取り入れようとする。

つまり・・・
自分が何かに頑張ることが
相手にもいい影響を与えるわけで
自分に勇気をつけるのも
相手を元気づけるのも
結果的には同じなんだろうと思う。

これも何度か紹介している言葉だけど・・・

「自分が元気になりたかったら、他人を元気づけることだよ」
・・・マーク・トゥエイン

抱き合って沈んでいく関係ではなく
手をとり合って登っていける関係・・・
それが男女の仲に限らず
親子でも、友達同士でも、仕事仲間でも
愛し合える人間関係なんだろう、ね。

相手にすがって、自分で動こうとしないのは
愛してるんじゃなくて、甘えているだけだよ。

そういうつもりでいると・・・
結局、関係は破綻して
甘えられる先を繰り返し探すだけ。
好きになる相手は
常に自分の甘えを許してくれる
親がわりの相手だけ。

愛を感じるには・・・
大人のバランスが必要だね。


参考資料:愛はね・・・力がいるよ