でじたけの「人生日々更新」今生の役割

Episode No.6533(20190722)[日記]Diary

今生の役割
Day to think about life

今年も、この日がやって来た。

高校3年生だった自分は、
午前中、補習に出ていた。

昼前に補習を終えると、
奴と校舎の裏の坂を下り、
その下にある階段を降りたところで、
海に行く…という奴を見送った。

以来、39年…奴とは会っていない。

厳密に言えば、
奴は夢の中には何度が現れて、
思いもよらぬ話をしてくれたり…

これは、もう
奴の仕業とした思えない
不思議な出会いを演出してくれたりして、
今なお、その存在感を示している。

亡くなった人について、
あれこれ考えるのは、
生きている者たちの勝手な想像だが…

それが、的を射ていて、
しかも行動に結びつけられていると、
時折、思いもかけぬ褒美にあずかる。

あっちの連中は行動ができないからね。
代行してやらないと。

しかし、その代行が、また
自分の人生を
確実に豊かなものにしてくれるから、
褒美にあずかるとかえって恐縮してしまうが。

別に特別な宗教観を
もっているわけではないけれど…

そんな風にでも自分を納得させて、
重いケツを叩くのも、
今生きてることを
無駄にしない方法のひとつかもしれない。

また、きっと、
それができていると…
無闇に死を恐れずに済む感じがする。

むしろ、死という卒業を迎えて、
あっちの連中に会うことが楽しみですらある。

まだ、当面は落第で、
なかなか
卒業させてはもらえないだろうけど、ね。

だから、人生日々更新。

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