でじたけの「人生日々更新」成熟

Episode No.5682(20161101)[生活]Life

成熟
Maturity

成熟社会の生き方
…という講演を聴いてきた。

話してくれたのは、
東京理科大の姜 尚中教授。

2016年春に特命教授に任命されたそうだ。

文系の姜教授が何故、理科大に…?
話はそこからはじまった。

成熟を迎えた社会には、
まず文系も理系もない。

そんな区別をして成り立っていた、
そういう時代ではない…ということ。

とくに自然災害が頻繁に起きている、
現代の日本において、
専門家だけでは人は救えない。
…と、つい先日、
熊本地震を経験した姜教授は言う。

合理的な避難所を用意しても、
それだけでは避難民は救われない。

人は物ではない。
コミュニケーションが失われてしまっては、
人は生きていけないのだ。

文科も理科もない、
人間力が必要とされるのが成熟した社会。

考えてみれば…
芸術なんてなくても
大多数の人は食うには困らない。

しかし、
音楽や絵画、映画や文学のない世界では
人は心のよりどころを失ってしまう。

姜教授といえば、
前の前のNHK日曜美術館の司会者だった。

結局、姜教授が言っていたことは、
敬愛するという夏目漱石や、
その弟子の寺田寅彦の受け売りが多かったが、
そういう歴史を知らないと、
道に迷ってしまうんだと改めて気づかされた。

ハロウィンの経済効果が
バレンタインデーを越えたというけれど、
結局あのパワーは
先人達が秋祭りに使っていたDNA。

都会には秋祭りがないから、
代わりに
発散できる口実が欲しかっただけの話
…だろう。

道具は進化してが、人は進化してない。
むしろ、
道具が便利になった分、退化している。

SNSが人間関係を作ってくれるわけじゃない。
人間力がなければ、関係はつくれない。

だから、人生日々更新。

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