愛人の欠点を
美徳と思わないほどの者は
愛しているとはいえない。

by ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

ゲーテの格言を読み始めた
中学の終わり頃から高校にかけて、
この格言は最も“罪”な言葉となった。

恋に恋した思春期のカップルに、
この格言を読ませると、
たちどころに別れてしまう。

失敗こそ最大の学びであろうから、
それはそれで悪い事ではなかった
…とは思うけど。

男女の間柄だけでなく、
友達同士でも、
あるいは組織や仕事、土地にしても、
表面的な良さだけを知って
好きになったつもりでいるうちは、
いつ嫌いになって
二度と関わりを持ちたくない
…ということにもなりかねない。

光と影を知らないと、
そのものを立体的にとらえることはできない。

平面的でもいい…のなら、
二次元のアイドルや、
握手までしかできないアイドルを
一方的に好きになっていれるのもいいが、
それはやっぱり…退化だと思う。

第一、そんなんで満足を買ってたら
…日本の少子化が止まらない。

進化するためには学ぶこと。
学ぶためには…失敗を恐れないこと。

最初から自分を
受け入れてくれる相手は親だけだよ。

だから、人生日々更新。